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2007年2月19日 (月)

旅行の話(5)トルコ編:1

久しぶりに年末の旅行の話の続きです。

今回、旅行のルート・行程作りは私が任せてもらっていたので、
どうしても、この機会に行きたい&見たいものがあった。

メブラーナ教団ってご存知でしょうか。
トルコに行ったことある人は知ってるでしょう。
旋舞(日本語でよく、ぐるぐるダンス、と紹介されることも)
の絵や話はあまりにもトルコでは有名です。

_002_1
 
 こんな絵柄の
   メブラーナグッズ
   トルコ土産として
   
どこでも売られてます。
 
 

 
 
 

今はこの旋舞はメブラーナ教団発祥の地、コンヤのホテルで
観光客向けのショーが行われてるのと、
イスタンブールの古楽器博物館とシルケジ駅で
観光向けに毎週のショーが行われているくらい。
宗教活動としての教団は解散させられ、宗教活動として
旋舞を行う事ができなくなったのだとか。

教団創始者のメブラーナの霊廟(現・メブラーナ博物館)を
観光で訪れたり、イスタンブールでのショーは見たりしたけど、、
それはそれは「美しい」「神秘」いろんな感覚に包まれる空間。

実は、毎年メブラーナの命日12月17日の夜には、コンヤの街で
メブラーナの追悼の旋舞が行われ、トルコ国内から多くの
人が訪れる、という話を聞いていた。
私も予定では12月17日はトルコにいる。
これは、行ってみて、そのセレモニーをこの目で見なければ!

とはいえ、チケットがどういうルートで入手できるものなのか、
何時開始で、幾ら払わねばならないものか、
そもそも、イスラム教信者でもない私たちが入場できるのか、
事前になにもわからなかった。
また、今までイスラム圏に足を踏み入れなかったダンナが
「どうしてもコレが見たい!」という私の思いに
どこまで乗ってきてくれるものか・・・・。はぁ(溜息・・・。)

ソフィア滞在中、ホテルでネットに向かい調べてみると、
どなたか日本の方の旅行記ブログに昨年の記事が。

チケットが入手困難?
当日、ぎりぎりまで現地で探しまくった?


一気に絶望感が・・・・。

ただ、それを隣で見てたダンナ。
それまで、この話をしても「ふ~ん」程度だったのが、
ネットで検索してでてきた旋舞の写真を見て一転。
私の絶望感をちぎり投げるかのごとく、闘志を燃やし始めた。

イスタンブールに戻ったのが12月15日
まず、旅行代理店を訪ね、セレモニーのチケットを探す。
「ここじゃ無理。イスタンブールのショーに行きなさい。」
「運良くキャンセル待ちで入手できたとしても、宿がない。」

そんな・・・・。ほぼ諦めかける私。
が、 行く気満々、見る気満々、諦める気配のないダンナ。

ただ、セレモニーは12月17日だけではないそうだ。
それで、「16日でも17日でもいい。本場で見たい!」
と、私たちは賭けにでた。
とりあえず、今夜、夜行バスに乗ってコンヤに行っちゃおう!


さて、翌朝、コンヤに到着してすぐ、チケット探し。
まずはメブラーナ博物館や観光案内所のあるところへ。

が、英語を話すスタッフもいない案内所で困り果て、思案してると
近所の英語を話せるトルコ人のお兄さんと出会うことができた。
このお兄さん、事情を理解してくれ、すぐ事務局へ案内してくれた。
なんと昼の部もあるらしい。宿の手配や、後の予定を考えると、
昼の部がベスト。昼の部の入場券が欲しい。
すると、なんとあっさり昼の部のチケットを2枚ゲット!
しかも2枚あわせてもイスタンブールのショー1人分より格安。

ダンナと手を取り合って喜ぶ反面、
この優しい兄さんは、後から高額なチップを要求したり、
何か押し売りしたりするのが目的の人かもしれない・・・・。

そんな疑惑を抱きつつも、兄さんの家に荷物を置かせてもらう。
お茶もご馳走になる。カッパドキア行きのバスも予約してくれる。
カッパドキアのホテルも予約をしてくれる。
・・・・・あれ?もしかして本当に親切な人?

セレモニーの会場に入ると、開始時間なのにガラガラ。
ああ、昼の部は人気がないんだわ。と思って待つ。
30分遅れで司会者がでてきて、コンサートが始まる。

コ、コンサート?そう、おじさん演歌歌手(?)のコンサート。
これがなかなか終わらない・・・。バ、バスの時間が迫る・・・・。

長いコンサートのあともインターバルにやきもき。
で、やっと、会場に入ってから1時間半・・・。
始まりました。お目当てのセレモニー。
このときはもう、満席。ふわ~、すごいわ。
やっぱ、2つ隣り合わせの席、当日取れたのは奇跡?

07konya011_1 07konya012 
 
 
1時間半後

     ↑         
  開演時間定刻 
 (なんで~???当然、開始時間は遅れる・・・)

 
で、その後、めでたく旋舞を堪能しました。

07konya014 07konya016
             




ああ、本当に思い切ってイチかバチか、ここまできてよかった。
熱狂しながら横でシャッターをきるダンナを見ながら、思った。

さて、お世話になったお兄さんの家に戻る。
帰りに少額の謝礼を渡そうとすると、
「僕は旅行が好きで、世界中あちこちよく行くから、
困っている外国人の姿は、そのまま僕自身の姿でもある。
僕だって、現地の人の親切で助かった、って経験、多いから。
だからあたりまえのことをしただけ。
いつかミラノで一緒にカフェでも行こう。」

と、言って、受け取らなかった。

ああ、本当にいい人だったんだ。


外国旅行、普段のイタリアでの生活、時には日本でも、
普段から疑ってかかる機会が多すぎて、
本当に失礼な誤解をしてしまっていた。
お兄さん、本当にごめんなさい。
そして、ありがとう。

コンヤの街は、メブラーナの美しさだけじゃなくて、
そんな、もっと大切なものを私たちに教えてくれた街でした。
本当に、本当に、行ってよかった。

今回のコンヤ土産を見ながら、
このことをいつも思い出してます。

Photo_17    

 

 

 

コンヤで買った
   
CDお人形  
 

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コメント

いい人に出会えてよかったね^^
トルコ人の旦那を持つアタシにとっても
とても嬉しいお話です☆
(もし逆だったら…と思うと胸が痛い^^;)

これも、masamiサン夫婦の持っている「運」だと
アタシは思います。

ミラノでの再会をお祈りします…☆

投稿: つきこ | 2007年2月19日 (月) 18時14分

つきこさん、もともと私はサービス業をしていたためか、
サービス=有償、という意識がありましたが
彼との出会いによって大きく考えが変わりました。
実際に自分が他人の役に立てることって少ないですが、
役に立ちたい、助けたい、という思いは持っていたいです。

トルコとトルコ人、ますます好きになりました。

投稿: masami | 2007年2月19日 (月) 23時35分

トルコに2006年7月に行きました
旋回舞踊はOPだったので見ませんでした。夕食後だったし娘が街をうろつきたいと言ったので。
どこまでも続くコンヤ平原。。トルコって広い!を実感しました。夕暮れのカッパドキア素敵でした^^
いい出会い=いい旅 ですね☆
nanae

投稿: nan | 2007年2月20日 (火) 15時17分

nanaeさん、去年の夏にトルコにいったばかりとは、
まだ余韻たっぷり残っているころ、でしょうね。
コンヤの平原の、あの雄大かつ素朴な風景が
いつの時代までも残っててほしい、と思いますね。
トルコって、本当に、その風景の如く、穏やかな人が
多いです。私もそうありたいけど、なかなか...。

投稿: masami | 2007年2月21日 (水) 09時18分

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