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2008年8月 5日 (火)

旅の話(7) アントワープのゲットー地区


アントワープの駅から宿に向かう途中、

すごく特徴のあるオジサンとすれ違った。

黒のタキシード、黒の山高帽、サンタクロースみたいなヒゲ、

で、チャリに乗ってるオジサン。

宿にチェックインして、一休みしてから、夕食に出ようとしたら、

フロントでさっきのオジサンが「ネットを使わせて欲しい」と

ホテルの人と話していた。

このオジサン、宿泊客ではなさそうだけど・・・・ナニモノ?


 
 
翌朝、宿を出て歩いてると、今度は不思議な髪型の子供たち。

皆、帽子をかぶり、もみ上げが異様に長い。

長い、といっても、ルパン三世のレベルではない。

もみあげが風になびく程、肩のあたりまで垂れている。


 

さらに高校生くらいの青年になると、

そのもみあげがまるでイライザ(キャンディキャンディの)みたいにカール。

なんと美しいカール!

子供は私服だったけど、彼らはオジサンたちと同じようなタキシード。

いったいこれは・・・・・。
 

 
 
そういえば子供の帽子が、ユダヤ教の帽子のようだったし、

そういえばホテルの近くにユダヤ教会もあった。

お昼にホテルに戻って、フロントのおばちゃんに

「あの山高帽とヒゲはなにか意味があるの?どんな人たち?」

と聞いてみたところ

「ユダヤ人よ。」

と、なぜだか声をひそめて教えてくれた。

前日にみたオジサンは同じ人に2度あったのではなく、

別人だったんだろうね。同じ格好のオジサン、うようよ歩いてた。

宿の人の話によると、私たちが泊まったホテルは

ちょうどユダヤ人居住区の中にあるらしかった。

こういう、外観面で伝統的な姿をしたユダヤの人たちの集まりには

初めて遭遇した。誇り高く感じられた。

 
 


宿のおばちゃんが声をひそめて

「ユダヤ人よ」

と言ったのには、やはりいまだに過去の迫害を、

なんとなく引きずっている社会の背景が垣間見えたきがした。

もしくは過去の差別的なものを払拭すべく、

「ユダヤ人」という言葉を口にしない、という暗黙のルールがあるのかも。


 
 
ほんの一夜と半日を過ごしただけの町で、

実際の詳しい事情はわからなかったけど、

それでも、伝統を守り続けてる彼らの誇り高い姿は、

とても美しく、かっこよかった。

 
 

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