旅の話(9) ブルージュ
ベルギーの首都、ブリュッセルからの日帰り観光といえば、
ブルージュが一番ポピュラーではないでしょか。
この日は週末、ということで、なんとなんと、国鉄のチケット、
半額くらいで買えてしまいましたー。すばらしい!
JRの割引券、日本でもあるけど、外国人にはちょっと
わかりづらい気がするんです。
ベルギーでは窓口で「ブルージュまで2人」って言ったら、
「戻りはいつ?」って聞かれて、勝手に割引チケットに
してくれちゃいました。おお親切!
で、ブルージュ。
鉄道で行くのは初めて。
あいにくの雨の中、傘をさして町歩き。
駅から旧市街、意外と近いようでぐるりと回りこむので
ちょっと距離あったかもー。
持ってる街地図は一枚だけ。
先日、アントワープのホテルでもらってきたやつ。
それを見てると、町外れに風車が数台あるらしい。
実はこの旅で、風車には苦い経験をした直後。
オランダからベルギーに入る途中、
オランダの世界遺産、キンデルダイクの風車群を見よう、と
最寄の鉄道駅で列車を降り、キンデルダイク行きのバス乗り場へ。
駅の売店の人と、同じバス会社の運転士に聞いたので
間違いないよね、と、人気の無い停留所でバスを待つこと
・・・・・・え~・・・・、かれこれ1時間・・・って、えええ~~~?
時刻表には30分に1本、と書いてある。
おかしい。うん、絶対におかしいよ。なんで???
同じバスを待ってたであろう人は諦めてどこかに行ってしまった。
しかたなく、また別のバスの運転士に尋ねると、
「キンデルダイク行きだけが、今日はストライキなんだ」
うっそ~ん(泣)
いくらなんでもひどすぎる。
世界遺産だ、っつーの。
外国人がはるばる観に訪れる、っつーの。
ストとかしてんじゃねーよっ。
するんなら、バス停に貼り紙しとけー!
結局、ここでの時間のロスのため、
ロッテルダムまで戻って船で行こうにも、
最終の船に間に合わず。
ロッテルダムの港をがっくり肩を落として後にした。
で、その2日後ですよ。
ベルギーの風車でも、この際いいし。
世界遺産の風車じゃなくても別にもういいもん。
(ブルージュ歴史地区、として街並み全体は世界遺産)
行こう~、行こう~、風車へGO~!!!
で、やってきたーっ!
おおおお~。
ハウステンボスの風車より、でっかいどー。
おまけに、中に入れる!登れるぞー!
中からの眺め~。
ほとんど観光客のいない、静かなところで風車満喫。
そろそろお腹へったねー、と中心に戻り、
おやつのような昼ごはん。
おやつパンケーキと、食事パンケーキ、2種類が
あるんだけど、入った店はおやつパンケーキだけの店。
ま、いいかー、とたっぷりスイーツ堪能でした。
このあとも街をウロウロして
(中心あたりの観光客多いあたりを)
おっ、そろそろブリュッセルに戻ろうか、と・・・・
駅に向かってダ~ッシュ!!
え?え?なんでダッシュ~?
なにかに呼び寄せられ、取り付かれたように走るダンナ。
ありえなーい。
個人旅行でこんなに走るなんてー。
あたしら犯罪者か?ってくらい走った。
ま、そんな感じで、息途切れ途切れにブリュッセル行きの
列車に乗った私たちなんですけどね。
ブリュッセル着いたら、駅前、すんごいことになってました。
きっと、このパワーがダンナを呼び寄せたのね・・・って。
ま、その話は次回・・・近いうちに。
※ブルージュとはカンケーないですが、キンデルダイクに行くなら
ロッテルダムから船がいいと思います。
ロッテルダム駅のツーリストインフォで時刻表もらえる。
観光局のHPで見た最寄り駅からのバス路線は
今回のようなストは稀かもしれないけど、この駅前、
ほんとうに淋しいところで、しかも無人駅。
「え?ここから世界遺産にバスなんて出てるの・・・?」
と、不安な気分にさせられる&時間つぶすところも無いデス。
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