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2009年7月19日 (日)

2009夏・北欧(6)スタヴァンゲル~プレーケストーレン

≪6日目≫

6


1週間の行程の中で、一番私が楽しみだった日。

プレーケストーレンという展望台から見下ろす

リーセフィヨルドの絶景を夢見て、ここまで来ました!


スタヴァンゲルの大学病院ホテルで目覚め、

やたらテンション高い、はりきりモードの私。

そのテンションをぶっつぶしてくれたのが、バスの時刻表。

この日は日曜日。

ミラノでも日曜はバスやトラムの本数が少なくなるので、

ある程度は覚悟してたんですけどね。

なーんと、始発が午前10時近く、ですよ!!!

バス停で呆然とする、日曜の朝7時40分。

さすがに「救急車で街の中心まで送って」とは言えないので、

タクシーで街の中心へ。

中心ですら、バス、まったく走ってない。

ターミナルに停まってるバスすらない。

す、すごい徹底っぷり・・・・。日曜満喫。参った。

B826
ちなみにこちらが日曜朝8時の駅前。

ガラ~ン・・・・・。

 
駅に荷物を置き、港に向かいます。

プレーケストーレンへは、スタヴァンゲルから船でタウ港、

タウ港からハイキングコースの入り口までバス、

そこから片道2時間のハイキングコース、の道のり。

私たちはこの船とバスのセットチケットを購入。

一応、出発前にコチラから予約を入れたけど、

実際、予約とかまったく関係ない。

スタヴァンゲルのFiskepirterminalenとかいう建物横から、

私達も予約した船より早い始発便に乗りこみました。

船+バスチケットの料金1人200nok(約3000円)は

船内で集金があり、そのレシートでバスにも乗れます。

 

  
約20分の船旅のあと、タウ港でバスが待ってて、

プレーケストーレン近くのヒュッテまで約30分。

スタヴァンゲルを出て、約1時間でようやく、

ハイキングコース入り口に到着するわけです。

ここで、帰路のバス時刻をチェックしとくこと。

1時間半に1本、という感じです。

ヒュッテのあたりも、すでに湖の景色がいい感じ。

いよいよ、プレーケストーレン目指して出発~!
Ps_4
 

 
さて、ここから片道約2時間のハイキング。

サイトなどを見て、私は「ハイキング」という言葉に

すっかり勝手に騙されていたらしい。

私のイメージでは、こんな道、のはずだった・・・。

Ps

野原の中の遊歩道。

点在する湖。

小鳥のさえずり♪

私の鼻歌♪

が、しかーしっ!

違ってた。

たしかに上の写真も、このコースの一部。

でもこんな平和な道はほんの1割にも満たず。

さっき、ここに来るためのチケットの予約をした、と貼った、

コチラのリンク先。

このサイトの写真を見てないわけはなかったのに、

見ていただろうに・・・・。

岩のぼり、なんですよ~。

あんなのハイキングなんて言わないでしょー。

もう、道中の写真を撮る余裕もなく、ひたすら登る。

登っても、登っても、まだ岩・・・。

あー、わかりました。

みんな登るのにいっぱいいっぱいで、

そんな写真、撮る余裕なんてないので、

そこんとこ、ブログにアップしてる人もいないんでしょー。

ほんと、無理ですもん、無理。

えー。登山靴履いて完全防備の人もいるし!

っていうかサンダル履きはうちら含めて微少。

サンダル、いや、普通に不向きだよねえ、登山には。

最後のほう、ちょっと岩場が広くなり、緩やかに。

岩の上をとぼとぼ歩く私。(すでに体力消耗激しい)

Ps_3

あんまり汗をかかない、新陳代謝の悪すぎる私が

けっこう汗をかいた登山コースでした。

で、こんな感じの2時間を経て、いよいよ!

でたーーーっ!

フィヨルドー!!!!

B7fc

で!!!
 


きたーーーっ!!

プレーケストーレン!!!

Ps_5

この崖っぷちがプレーケストーレンって言って、

この下、絶壁が604m、リーセフィヨルドにズドンッて感じ。

あれ?たしかアンタの亭主は高所恐怖症じゃあ???

と、思い出してくださった皆さん。おっしゃる通りです。

コモ湖畔の山の塔の上で「死ぬーっ!!!」と、

半泣き大絶叫した事件とか、

クレモナのトラッツォのてっぺんで、へっぴり腰

よつんばだった男、それが我が亭主です。

こんな絶壁にそんな亭主を連れて行くなんざ、

どんだけヒドい仕打ちなんだよ、と思ってるんでしょう?

いえいえ、ちゃんと亭主に確認して、彼が

「行ってみる」

と、自ら最終決定をしたんですからー。

とはいえ、出発前、母から「その場に立つだけで即死」とか、

「オムツつけさせて行くべき」とか言われ、

さすがに亭主がどんだけ壊れるのか心配でした。

亭主自信も、当日朝、船の中では顔面蒼白でしたし。

さ、その亭主@プレーケストーレンの証拠写真。

いきますよ、いきますよー。
 
 

Ps_6
Pa

おおおおお!ダンナ、よく頑張った!

やはり一応、映像とか、写真を撮るプロなので、

こういうところではちゃんとスイッチが入って、

撮影モードが恐怖を上回るようです。

オムツも必要なかったようです。(←本人自己申告談)

えらい、えらい、とほめてあげました。

直接、うちのヘタレ亭主をご存知の方、

こんど会ったら、ほめてあげてくださいっ!


 


とにかく、絶景。

雲が目と同じ高さ、で近くに見えるんです。

そしてフィヨルド・・・。

あー、ここまで岩山登り、本気で辛かったけど、

この景色、この達成感。

あー、幸せ。

自然バンザイ。


Photo
 
 
 


ちなみにここ、一段高いところから見ると

こんな感じになってます。

Ps_7

なにがスゴイって、手すりもない上、

やたら風が強くて、吹き上げます。

さっきまで汗ダラダラだったのに、

嘘のようにここだけ寒い。

怖いんだけど、景色がキレイすぎて、

恐怖感が景色に飲まれてくかんじ。

あー、自然ってすごいなー。でっかいなー。


とか酔いしれながら、来た道を戻っていると、

緊張感が抜けちゃったせいか、

派手に転んでしまいましたー。

あー、転んだのが崖っぷちじゃなくてよかった・・。

転んだ私と、頂上で膝ついて撮りまくったダンナ、

ふたり仲良く、ズボンの膝、ビリビリ。

Photo_2

ヒュッテまで戻って、写真撮ったり、売店見たり。

そういえば、ヒュッテ離れると、頂上まで片道2時間、

そして、頂上にも、トイレも売店もなかったよなー。

この5~6時間、トイレ行きたくなった人、どうしてんだろ。

(汗かくためか、意外とトイレ行きたくはならない・・・)

ちなみにこのへんはノルウェーのトラディッショナル、

草ボーボー屋根が多いです。

Ps_8
 


ところで、このとき撮ってた案内看板。

Ps_10

あ・・・サンダルじゃダメだよ、って書いてあった。

帰宅後、改めて写真見てから知った。


 
夕方にはスタヴァンゲルに戻り、市内散策。

日曜なので、店はほぼ休み。

でも、人が少なくて歩きやすかった。

お気に入りはなんといっても、旧市街。
Stv1

いままで、ヨーロッパの旧市街=茶色、

っていうイメージが強かったので、

白い旧市街っていうのが、驚き。

なんか、物語の中の街、っていう感じがする。


そのあと、港周辺、街の中心の商店街地区へ。

こちらはカラフル。

Stv

このベビー服、マネキンがちょっと怖かったけど、

妙にかわいかった。

立ち並ぶ建物の屋根のでっぱりは、

この港付近の建物の、昔からの特徴らしい。

Stv_2

街の中心の広場は、やはり日曜日。

名物のフィッシュマーケットも休みで、閑散。

ま、山登りのあとで、クタクタなうちらには

あまり人ごみではない、この状態がベター。

本当は、どこか、ベンチで寝転がって、

夜までウダウダごろごろしてたかった・・・。

だって、こんなに疲れてるのに、

なんと夜行列車でオスロに向かう予定。

覚悟はしてたけど・・・うう、老体が・・・。

そんなわけで、最後の力を振り絞って、

まだまだ観光。教会とか、塔とか。

坂道なんて、朝の岩山道より楽じゃん!!と。

Stv_4

こうしてようやく、晩御飯の時間を迎えました(嬉涙)

朝・・・マフィン1個

昼・・・山でパンとおせんべいとチョコ

こんな1日でしたから~、夜はおいしいものを~。


で、出発前から狙ってた「バカラオ」

Photo_5

タラとトマトとジャガイモの煮込み。

この一皿で日本円にして4000円近い、って・・・。

でも、うま~っ。

え?バカラオって、スペイン料理なの??

いいの、いいの。
 
 
 

バカラオってのは、スペインで塩漬けタラのことらしい。

ノルウェーからヨーロッパ各国に輸出され始めた塩漬けタラは

こうして異国の調理法がノルウェーに沢山入ってきて、

このバカラオも、スペイン料理ながら、

いまやノルウェーの味、としても紹介されてるのです。

これは本気で美味しかった!!

イタリア帰ってきて、すぐ作ったもん!!!

 
 

そんなこんなで、体力勝負の1日を美味しくしめくくりました。

あとは夜行列車でオスロへ・・・、って、

あれっ?駅のホームが封鎖されてますけど~。どーいうこと~?

なんか、この駅、いま、線路の工事とからしく、

隣町まで代替としてバスが走るそーです。

列車の発車時刻直前に、バスが2台ホーム横にきたっ。


この列車、ネット予約すると、非常~に安い。

まずノルウェー国鉄のサイトで日付・路線を検索し、

該当の列車をチェック。

すると、料金が2種類でます。

定価と別に「minipris」っていうのがあります。

スタヴァンゲル~オスロなら、定価871Nok(約13400円)が、

このminiprisだと半額以下。うちらも399Nok(約6100円)で購入。

変更不可とか、いくつか制約はあれど、

これ、指定席料金込みですしね。

ネット予約・カード決済すると、暗証番号がメールで届くので

当日チケット販売機に暗証番号入れて発券するだけ。

寝台ではなくても、かなりがっつりリクライニングできるし、

これ、おやすみグッズもサービスでセットされてます。

Photo_4
(耳栓、アイマスク、エアピロー、ブランケット)

 


おまけに、途中駅で下車するお客さんは

夜中に車掌が起こしにきてくれます。

2度寝しちゃった人がいましたが、車掌はその人が

完璧に起きるまで、なんども戻ってきて起こしてました。

すばらしいっ!

明け方4時すぎの車窓風景。
2a7d


いよいよ旅最終日をむかえようとしてます~。

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コメント

本当に、素晴らしい景色! 疲れも恐怖心もふっとんじゃうくらいなんでしょうね。

それにしても、リンク先の岩だらけの写真を見て、すみません、ぷっと笑ってしまいました。
ハイキングじゃなくて、岩登り、おつかれさまでした!

これだけ動くと相当身体も痛くなりそうですが、その後、大丈夫ですか?

投稿: Mayu | 2009年7月27日 (月) 13時32分

すばらしい景色。
しかも足を突き出して座ってない?

フェンスなどがないのが良いですよねぇ!

投稿: sewa | 2009年7月28日 (火) 02時39分

二度寝した人は、マのつく人かしら?

いや~!ゴメンばってん、ブレーケストーレン・・・?
写真見ただけで、足が中に浮いてしもうた~
恐ろしや~~・・・
あんな崖っぷちに座ってる写真を見せられたら、ちょっと、ショックばい!!
見なかった事にするのにちょい時間かかったし・・・

投稿: のりこ | 2009年7月28日 (火) 19時00分

>Mayuたん
確かに!翌日は身体中痛くって!!
もうあんな無茶は止めようね~、と言ってましたが、
きっとまた忘れてハードな計画を立てることでしょう。

ね!こんなの「ハイキング」って言わないでしょ。
私、なんどもパンフ読み返したけど、
「ハイク」としか出てないの!!!うそつきー!!

でも、ハイク抜きなら、また行きたいな、って感じでした。

投稿: masami | 2009年7月28日 (火) 22時18分

>sewaさん
そうなんですよー。
フェンスがない分、スリル満点なのもいいし、
なんといっても景観重視、自己責任、っていうのが
さすがヨーロッパ、って感じですよねー。
写真みたときはさすがの私も足ブラブラは無理だろう、
と思いましたが、現地に着くとありえないパワーがでて、
「いま足ブラせねばきっと後悔する!!」と(笑)
きっと亭主もそんなパワーが恐怖を抑えてたんでしょうね。

投稿: masami | 2009年7月28日 (火) 22時23分

>のりこ
マがつく人は終点まで行くとのことで、
朝までダラダラしてました(笑)

見なかったことに、って(爆)
でもね、ほんとキレイで、あの岩に立ったら
なんか自然と足が崖っぷちまで行くわけよ。
高所恐怖症の連れまでもがそうだったので、
これ、かなりのパワーでしょー。
きっとのりこでも行けるよ。

投稿: masami | 2009年7月28日 (火) 22時27分

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