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2010年7月 5日 (月)

30年後の風景

クレモナ旅、後半です。

バイオリン作りのマエストロ、石井髙先生 の工房を出て、

石井先生の案内で、伝説のドラマ川の流れはバイオリンの音

のロケ地めぐりへ行ってきました。

 

まずは上記タイトルのリンク先にある、

ドラマの冒頭部分に登場する場所から。

 

「via del Sale」(塩の道)、とドラマにも出てくる場所。

この石柱に主人公が上って街はどっちの方向か、

見回していたシーンが印象的。

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マネして上ろうと思ってたら、傾いててちょっと無理っぽい。

当時はまっすぐだったんだそうです。

 

 

そしてそのあと、主人公が通りすがりのおじいちゃんに

「クレモナの街はどっちですか?」と尋ねる道。

(これもリンク先の動画にあるシーン)

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当時はまだ舗装されてない道だったのが、

今では舗装されて歩きやすくなってます。

それ以外はあまり変わってないなー。

 

そしてこの場所で、道を尋ねられたおじいちゃんは

「大きな塔が見えるでしょう。鐘の音がきこえている。」

と、クレモナのドゥオモの鐘楼、トラッツォを指差してます。

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30年前より、木がモサッっと茂っている気がする~。

 

そこからポー川の河畔にでました。

雨上がりなので泥んこ道。

でも空は、ほら!こんなに青く!

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ちょうどこの場所からドラマが始まるんだよ、と。

冒頭の、主人公が川から上陸(?)するシーンの場所。

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ところでこの日のポー川は、見たことないくらいすごい水量。

どんだけすごかったか、というのはねるさんのブログ をどうぞ。

 

 

クレモナ市街から少し離れたところのポー河畔に向かいつつ、

車内ではおしゃべりに花が咲きます。

ドラマの撮影秘話、先生とご家族の話、そして先生の夢。

まるで坂本龍馬のように、先生の夢の話は

グイグイ引きつけられる。(龍馬と話したことないけど)

魅力的な話ばかりで、ステキ♪

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そして、とっても素朴な風景の広がる一帯に到着。

河畔を散歩しながら、ここでのロケの話や、

出演者の方の話など。

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たしか、この河畔では、ドラマの中で

主人公が虹を見たんじゃないかな。

雨上がりのあとの青空。

ちょうどこんな日だったのかな、と勝手に妄想。

 

と、その川辺に出演されていた方のお墓が。

ドラマの中だけじゃなく、実際にポー川を愛していた方。

いまもポー川を見守っています。

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そして、撮影時にロケハンもよくお食事を取った、という

河畔のレストランでお昼。

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私はトマトソースのニョッキ。

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このニョッキ、素朴ながら激ウマでした♪

マンマの味、っていうのかもしれないなー。

 

食後、クレモナ市街地へ。

幾度も訪れているクレモナではあったけど、

今まで気づきもしなかった見所を案内していただいたり、

市役所の中のバイオリンの博物館を、なんと、

マエストロ石井髙のガイドで見学、という贅沢を!

さすが石井先生、博物館のスタッフ全員とお友達。

 

石井先生のバイオリン博物館の案内はほんと最高。

まるでその作者の人生劇場が浮かんでくるかのよう。

その人柄や、背景を、私たち素人にもわかりやすく、

そして楽しく説明してくれました。

途中、これからクレモナでバイオリン製作者の修行をする、

という日本人の若い方が博物館で先生に声をかけたところ、

「そう~、じゃ、がんばって。

いつでも僕のところに遊びにいらっしゃい。」

って名刺を渡されてました。

私たちに対してもそうですが、本当に石井先生の、

敷居の高さを感じさせないお人柄、って素晴らしい!と感動。

 

博物館を出たあと、目の前の鐘楼に昇ろうと、

pekoちゃん、Eちゃんと私、3人は鐘楼へ。

Photo

 

ここもドラマの中で主人公が昇っていたところ。

昇りはじめにちょっと小雨になったものの、

昇ると青空と、なんとなんと虹が!

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これには大興奮。

ドラマの中で、河畔にかかる虹を見た主人公が

「アルコバレーノ!(虹!)」と何度も叫んでたシーンを真似て

「アルコバレーノ!アルコバレーノ!」と叫んでみましたよー。

さらに、おかしなテンションでおおはしゃぎ。

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ロケ地めぐりはここまで。

最後にどうしても見てみたかった、絵のある教会へ

案内していただきました。

石井先生の復元された古楽器の参考となった、

弦楽器を奏でる天使の絵のある教会。

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なんとも笑いっぱなしの、充実の一日でした。

クレモナも石井先生も、ますます好きになりましたよ。

30年前の映像と今の景色があまり変わってない、って

日本ではさすがにあまりないでしょう。

イタリアにはそういう景色がたくさんある、と思う。

そういうところ、好きなんだなあ。

きっとまたさらに30年後に行っても、変わってない気がする。

 

 

こんなステキな1日をプレゼントしてくれた石井先生、

きっかけをくれたpekoちゃん、

このおふたりに感謝感謝です。

ねるさん、Eちゃん、おふたりが一緒に過ごしてくださって、

楽しさ3倍でした。

みなさま、ありがとうございました。


 

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コメント

なんだか素敵な経験をしたのねぇー!
どの写真もキレイで、ミラノから近距離の街とは思えないね!
涼しくなったら(ここ大事(笑))連れてってくれー!

投稿: SOLE | 2010年7月 5日 (月) 19時05分

>SOLEちん
そーなんだよー。ミラノから近いのに、ミラノには決してない雰囲気がある街なんだよ。
福岡出身の私には、ミラノは都会すぎる。
クレモナがしっくりなごむ、っていう感じ。
涼しくなったら(←私にも最重要)行こう行こう。
行く前に「川の流れはバイオリンの音」強制的にお貸ししますんでー。

投稿: masami | 2010年7月 5日 (月) 22時25分

masamiさま。貴女と行ったポー河畔のレストランは1990年さだまさしさんとスタッフの一行とで食事をしたところです。その翌年1991年3月3日が天正少年使節が「秀吉が聴いたヴァイオリン」の御前演奏をしてからちょうど400年目になるので「さだまさしと石井 高の時空を超えたコンサート」のうちあわせをさださんとしました。さだ企画の社長でまさしの弟繁理さんも一緒でした。masamiさんはニョッキ、さださんはスパゲッティでした。

投稿: masamiのamicissimo | 2010年7月 6日 (火) 02時27分

>mio amicissimoさま♪
うわぁ~、こんな嬉しいお名前でのコメント、ありがとうございます!PCの前でニヤけてしまいました。
改めて、その節はありがとうございました。
クレモナの街やポー川は私にとって、郷里の福岡と同じような安らぎをもらえる場所です。
きっと長崎ご出身のさださんも、そんな気分になられるのではないかなあ、などと想像してます。
それにまた、あのレストランの、気取らない、やわらかい雰囲気がとてもよかったです。
また遊びに行きます。絶対!今回地団駄踏んで留守番してた人も連れて行きますね!!

投稿: masami | 2010年7月 6日 (火) 08時45分

今朝こちらでは集中豪雨があり(雹つき)、あの日もこんな感じだったなあと思ってたとこです。多分これからは大雨が降るたび、みんなでポーを見に行ったこと思い出すでしょう。
そのポー河畔のレストラン「Sales」、クレモーナ方言でsalice(柳)という意味だそうですよ。←夫に聞いた。
本当に充実した一日過ごさせていただきました!誘ってくれて、どうもありがとうございます。
あのドラマ、見る人見る人全てを魅了してしまうマジック持ってますよねえ。怪物的です。
石井先生による博物館ガイドも最高でした。先生がいらっしゃらなかったら、「ほおー、へえぇ」って見とれるだけで終わってましたもんね(笑)。この場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。

投稿: ねる | 2010年7月 6日 (火) 18時51分

masamiさん

何回も読んじゃいましたっ(笑)
石井先生のご案内でのクレモナの街を1日めぐるなんて
夢のような経験をさせて頂いて・・・。

また今日ゆっくりと「川の流れはヴァイオリンの音」を
観ました!

クレモナに行くことができた後に観たあの映像は、
石井先生からいろんなお話を聞けて観たあの映像の世界は
格別で、映像を観ながら、恥ずかしながらも
涙と鼻水(笑)が溢れました・・・。

30年後のクレモナもきっと変わらない風景ですよね・・・。
30年後のクレモナを想像してみたらなにか嬉しくなりました!
そんなところに私がイタリアに強く惹かれる何かが
あるのかも知れません。

心から、心から感謝です!!!
masamiさん、ありがとう!!!

投稿: peko | 2010年7月 7日 (水) 13時29分

>pekoちゃん
だよねだよね。
私はまだあれ以降、youtubeにある冒頭部分しか見てないんだけど、それだけで大興奮だもんね~。全編見たらそりゃもう!!
それにpekoちゃんが望んでくれたのがきっかけで、私たちみんなこんな夢のような時間を持てたこと、本当に感謝です。
pekoちゃん、きっと幸運の女神がついてるのよ。

いまだに「ストラディバリ」の名を聞くと、クスリと笑ってしまって、その「面白みのない人間性」を想像しちゃうけどね(笑)

あと30年たったら、また「そのまた30年後のクレモナツアー」しましょう。
なんだか石井先生が一番お元気な気がするわぁ。

投稿: masami | 2010年7月 9日 (金) 17時51分

>ねるさん
ほんとうにあの日はすごい天気でした!
クレモナに到着した瞬間、ダメだこりゃ、と思いましたもん。
そんな悪天候の中、たくさんの鉢をありがとうございます。
さきほど桔梗が咲きました!!
涼しげなお花を見ながら、窓辺で納涼花見です。
なるほどー、あれはクレモナ方言でしたか!
メモしておきます!!
ドラマの裏話、おもしろかったですね!
えええ?あのジプシーの正体はあの人??
って、そこが一番びっくり情報でした。
ええ、ええ、博物館。
自分らだけで入ったら、一周して違いも良さもよくわからず、10分くらいで終了したかもです。
深い話がきけて、面白かった!
こちらこそ、あらためて石井先生と縁をつないでいただいたねるさんに感謝です。

投稿: masami | 2010年7月12日 (月) 19時33分

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