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2010年8月 5日 (木)

クレモナの静かな夏

毎度のことながら、また急に思い立ってクレモナへ。

昼過ぎにクレモナに到着して、

街をぶらぶら~っと散歩したあとは、

6月にもすっかりお世話になったバイオリン職人の

マエストロ、石井髙先生 の工房へ。

6月の訪問 があまりに楽しかったので、

仕事で行けなかった夫のためにも、

そしてますます石井髙ファンになった自分のためにも!

と、お邪魔させていただきました♪


まず、工房で見せていただいたのがこの製作中のチェロ。

003

このチェロ、6月にも見せていただいたものでした。

1ヵ月半前はこんな感じ。

0617_cremona_8

ずいぶんとキレイになりました。

6月の記事に書いたのですが、

このとき、このチェロを豆カンナで削る作業を

素人の私たちはちょっとずつ体験させていただいたのです。

最高の材料で石井先生の集大成となる代表作品、

という言葉にビビりながら、削ったあの作品が、

ああ、よかった!!!

ちゃんと、私たちの爪あとを残さず、きれいになってる!

とっても安心しました(笑)


ほんの少し、削らせていただいただけでも、

なんだかこの作りかけのチェロを見ると、愛おしい。

職人さん、って、こうして、作品を愛おしみながら

モノを作り出しているんでしょうね。

その価値観がやっぱり美しい。


 

あとはひたすらお喋りして、一瞬で時間が過ぎました。

先生のお話はいつも面白い。

無口な夫はあまり声を発さず、先生と私が喋る喋る。

夫、連れて行った意味ないじゃん(笑)

次回はもっと喋らせてあげる、と言いつつ、

ミラノに戻った私たちでした。


今回、本当に急な思いつきでクレモナに行って、

石井先生がかなり忙しく仕事に追われてると知りつつ、

急な訪問を気持ちよく受け入れてくださったこと、

本当に感謝です。

石井先生はいつも、その1分1秒を本当に楽しんでらっしゃる、

私もそう過ごさなければ。



ところで、クレモナの、先生の工房の前の広場で

蝉が鳴いてました。

日本ではあんなに嫌いだった蝉の鳴き声。

ミラノではあまり聞かないので、聞いてて心地よかった。

静かな広場に蝉の声だけが響き、

広場のバールのテーブルでトランプに興じる男性2人。

なんともゆっくり静かに流れる時間。

こういう、どこにでもありそうで、でも意外と見当たらない、

こんな光景があるクレモナ、やはり今回も大好き。








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コメント

わぁ〜!
1ヶ月半前のあの調子に乗ってわいわい言いながら
皆さんと削らせて頂いた制作中のチェロがこんなにも
美しくなっていて、また感激です♪

「ほんの少し、削らせていただいただけでも、
 なんだかこの作りかけのチェロを見ると、愛おしい。」

masamiさんのこの言葉に深〜くうなずいてしまいます〜。
ほんの少し削らせて頂いただけでも、
何か自分のもののように
(厚かましすぎっ!)愛おしいですね(笑)
写真みせてもらうだけで愛おしいです(笑)

木屑はジャムが入っていた瓶に入れています。
(瓶を買いたくて、探したけれど
なかなかこれ!と思うのがなかったです。)
それをまた眺めることにします(笑)

私は毎朝蝉の鳴き声で目が覚めますっ。
朝6時過ぎごろから、ものすごい勢いで鳴きます。
ひぃ〜。蝉ちゃん、もう少しトーンを下げて
鳴いて下さい〜って感じですがそうもいきませんねっ。

『ゆっくり静かに流れる時間。』

あぁ!クレモナはやっぱりクレモーナ〜♪
(当たり前ですねぇ・・・^^;)

masamiさん、心の財産を本当にありがとうございます!!!

蝉の鳴き声が響く夏のクレモナを想像して
また嬉しくなりました♪


投稿: peko | 2010年8月 9日 (月) 05時48分

あのチェロがここまで立派になりましたか!感動
先生、本当に精力に働かれますね。恐る恐るちらっと触らせていただいただけなのに、私もこの楽器の成長ぶりや将来がすごく気になります。自分の手がけた楽器の100年後、200年後の姿を見てみたいとおっしゃってた先生のお気持ちが、ようやくわかったような気が…。

お二人、老後はクレモナにお住いになるなんていかがでしょう。あ、でも喧噪のミラノに住んでるからこそ、たまに訪れるクレモナのよさが引き立つという話もありますけどね。

この場をお借りして、pekoさんこんにちは~~。

投稿: ねる | 2010年8月 9日 (月) 08時49分

ねるさん☆
この場をお借りして、こんにちは〜!!!
クレモナでは本当に素敵な楽しい時間を
ありがとうございました♪

ねるさんの、「お二人、老後はクレモナにお住まいに」
案に、私の清き1票を入れます!(笑)

投稿: peko | 2010年8月10日 (火) 08時48分

>pekoちゃん
ね、ね、嬉しいよね~。
このチェロの成長を、ときどき確認に行きたいな、
なーんて思ってしまいます♪
そうだな~、チェロが完成したら、アルコバレーノ、なんて名前、どうでしょう~?(と、勝手に妄想爆走中・・・笑)

木屑の入れ物は、ゆっくり、そうね、次の渡伊の際にでも、一緒に探そうよ!(私も今は仮の入れ物なので)
で、瓶に先生のラベルを貼ってもらったりして~(また爆走中・・・)、いや~、止まりません。

日本は蝉の鳴き声がけたたましいよね。
私も実家では蝉の声が夏の定番お目覚めソング(?)でした。で、大嫌いだったー。
けど、クレモナの蝉はさすが、音色が違うのよ!!
と、思わず膝を打つような、そんな昼下がり。
幸せでした。また一緒に行きたいね♪

投稿: masami | 2010年8月10日 (火) 22時51分

>ねるさん
はい♪チェロはまったく傷もなく(笑)、
さすがの仕上がり、キレイでした。ほんと、よかったよかった。
思えば、あのとき、ほんの数回削っただけなのに、
かなり重労働に感じてギブアップしましたが、
あれを1ヵ月半後にはこんなに美しくするっていう
その体力、あの先生の華奢な身体のどこから・・・
なんてつくづく感心してしまいます。
私たちにパワーを分け与えてくだっさっても
さらに有り余るパワーをお持ちの石井先生。
さすが偉大なマエストロです。

そうですね、あのチェロの何百年かあとの姿、
会えるものなら会いたいです。
来世の私たちにわかるように、こっそり印を入れていただく、なんてどうでしょう(笑)
と、毎回、職人さんたちはこんな気持ちで作品を送りだすんでしょうね。壮大だなあ・・・。

老後にクレモナ!いいですねー。
で、たまにねるさんと日向ぼっこしながらお茶でも飲みながら、おばあちゃん2人であの日の話を何度もリピート、なーんて(笑)
主人は、クレモナの、あの工房の広場で「この広場で就職したい。ここに通勤したい」と意味不明発言してましたしねー。

投稿: masami | 2010年8月10日 (火) 23時04分

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