« グラッツァーノ・ヴィスコンティ村(2) | トップページ | 大仕事。 »

2011年3月30日 (水)

阪神のときと、東北と。

相変わらず、毎日震災のニュースばかりを見聞きしてます。

見ることを止めるのが怖い、っていうか。

震災関連のニュースを見なくなったら、

そこで自分の中で風化させちゃうんじゃないか、って。

あれだけの衝撃を受けたニュース、そう簡単には・・・

と思う半面、私は毎日を震災前と変わらず過ごしているわけで。

被災地のことを忘れず、応援しつづけることしかできないから

いまはまだこのニュースを目で耳で、追いつづけ、考えたい。

 
 
 

ふと、阪神淡路大震災のときのことを思い出しました。

私は福岡なので、やはり被災はしなかったんですが、

神戸って何度か訪れた土地だったし、

それなりにその想い出も深い場所だったし、

それで、実は震災のちょっと前に

「1月末あたり、ぷらっと神戸にひとり旅しようかな」

なんて密かに計画をし始めたときの震災でした。

大好きだった街が壊れているのをテレビ越しに

ただただ呆然として観ていたのと、

兵庫県在住の友人らの安否を知りたくて、

新聞を血眼になって読んだり。

災害の大きかった長田区の友人も別の友人づてに

無事が確認でき、安堵したのを覚えてます。

 
 
 

今回、私には馴染みの薄い東北での震災。

仕事で何度か東北地方に訪れたことはありますが、

神戸のような親近感のある土地では正直ありませんでした。

でも、被害の大きさ、犠牲者の多さ、原発、

その衝撃の大きさは、もう言葉も表情も失うほどで、

知らない土地とか、親近感とか、そういうのは関係なかった。

 
 
 

と、もうひとつ。

阪神のときは、私は歯科に勤めてて、

一日中クラッシック音楽の流れる無機質な診療室で

院外でなにが起き、社会がどうなってるか、

そんなことと触れ合わずに過ごす日々でした。

当然、携帯電話もPCも持ってない時代。

今回は、こんなに遠くにいるのに、24時間ニュースが

インターネットで生中継され、情報がTwitterや掲示板を

かけめぐり、ここから離れることができない日々。

阪神のときよりも、いまどこで何が起こってるのか、

把握しやすい状況だったりします。

阪神のときと同じ時代に、この災害が起きていたら、

そのとき自分が日本から遠く離れた地で生活してたら、

もしかしたら、馴染みも薄く、知人もほとんど思い当たらない

東北での震災のこと、こんなにも気にしなかったのかも。

想像のことなので、何と言えませんが。

なんとなく、そんなことを考えちゃったら、

やっぱりニュースを見ずに過ごすことがどうしてもまだできず。

 
 
 

それと、阪神のときは、「関西・神戸での災害」だったのが、

自分がイタリアにいることで、「東北」という地域ではなく、

「私の祖国で」という見方に変わったのも大きな違い。

祖国日本では桜の時期を迎えようとしてるようですね。

日本がもっとも美しい季節がやってきます。

何年後か、あの美しさを被災地が取り戻すことを信じましょう。













« グラッツァーノ・ヴィスコンティ村(2) | トップページ | 大仕事。 »

コメント

阪神のときはネットが普及してなかったのでイタリアのニュースと実家との電話が唯一の情報源でした。最初に知ったのも、私より先にTVで知ったイタリア人からの電話でした…。距離感が大きかったです。

それに比べ、今回の震災は被害の広さや原発事故が同時に起きたこともあって衝撃的だし、何よりもネットからの情報がものすごいですね。頭が追い付かないほど多い。まるで日本にいるような錯覚を受けそうでした。
そのため最初の頃は、何かしたいと焦りばかりが先行して冷静さを失いかけ、それじゃ何のためにもならんだろうと反省したり。精神のアップダウンが激しかったです。

>自分がイタリアにいることで、「東北」という地域ではなく、「私の祖国で」という見方に変わった

ホント同じ気持ちです。そして、祖国だからこそ今まで以上によくなって復興してほしいと欲張りな願いも…。

投稿: ねる | 2011年4月 1日 (金) 21時04分

>ねるさん
そうですよね!ねるさん、まさにあの当時もイタリアにお住まいだったんですよね!
しかも、ねるさんの地元のお友達など、当時被災地にお住まいの方も多かったのでは??
いま、ここまで震災情報がリアルタイムにたくさん入ってきても、それでも「もっと、もっと」って探しまくってしまうのに、当時はさぞかしご心配だったでしょう。

ですよね、何かしなきゃ、動かなきゃ!って思いつつも
実際はこんなにも遠くて、いったい何を・・・って考えたり。

日本にいたときと確実に日本に対しての見方が違う。
例えば政治についても、自分が住んでいたときよりも、
真剣に今後の日本のありかたを考えてしまう自分がいます。

きっと試練を乗り越えて、復興しますよ、日本は。
そう信じてます!!

投稿: masami | 2011年4月 1日 (金) 23時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« グラッツァーノ・ヴィスコンティ村(2) | トップページ | 大仕事。 »