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2013年6月17日 (月)

ウクライナの旅(3日目)

夜行バスは早朝オデッサのバスターミナルに到着。

さすがVIPバス、乗り心地良くて、到着直前まで爆睡。

(けっこうなデコボコ道路で、そこそこ揺れてたとか・・)

 
 

オデッサのバスターミナル。

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言葉通じないし、字も読めないので、万が一用のこの写真。

と、いうか、もう早速どうすればいいかわからない早朝。

この周辺、特に何もないし、街中心から離れてるっぽい。

使えそうな公共交通機関は路線バスとトラム。

が、路線を示す地図もないし、行き先表示が読めない。

ガイドブックも持ってなくて(←無謀)、唯一の頼りは

ネットからDLしてプリントした英語表記の地図だけ。

あー・・・どっちの方向に行けば??

目的地まではいったいどれくらいの距離?

っていうか、ここはどの辺なの??

早朝のため(6時前)、ターミナルに職員の姿なし。

バス停前で唯一営業しているキオスクで尋ねることに。

地図を指差し、渾身のジェスチャーで現在地と、

目的地へのベストな行き方を尋ねてみる。

すると、とにかく向かいのバス停からバスに乗って、

これ(キオスクのおばさんが何かを紙に書いてくれた)を

運転士に指差して、降りるタイミングを教えてもらって、と。

ありがとう、おばさん、言われた通りにやってみます。

 
 

で、向かいのバス停にオンボロのミニバスが来たので、

運転士さんに紙を見せ、またもや渾身ジェスチャーで確認。

降りるタイミングは運転士さんがちゃんと教えてくれました。

支払いは降りるときで、ひとり2.5UAH(約30円)。

しかし、そこは街の中心ではないようで。

降り際に運転士さんが同じ場所で降りる女性にどうやら

「彼らに市街地行きのトラム乗り場を教えてやってくれ」

と頼んでくれていた様子。

なるほど、キオスクのおばちゃんのメモにはきっと、

「市街地行きのトラムに乗り換えるところ」とか

そんなことが書いてあったに違いない。

あー、なんか親切だなー、よかったなー。

 
 
 

手元の地図でそのトラム乗り場を確認すると、

単純にまっすぐその道を進めば市街地に行けそうだし、

ともかく早朝なので時間はたっぷりあるし、で

トラムに乗らずに市街地まで歩いてみることにしました。

 

 

早朝の、静まり返った通り沿いを歩きます。
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ときどき通り名を確認するけど、やっぱ読めないし照合不可能。
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2段に表記が分かれてますが、おそらく1つがウクライナ語で

もう1つがロシア語なんだと思います。

ウクライナの現在の公用語はウクライナ語で、首都キエフでは

すっかりウクライナ語社会になっていたようですが、

オデッサではまだロシア語がメインで使われるらしく。

確かに、ロシア語の聞いたことある単語、「スパシーバ」や

「ハラショー」がオデッサでは度々聞こえてました。

 
 

さて、市街地に向けての早朝の散歩。

地方都市の、街外れはなかなかパンチが効いていました。

 
 

コントに出てきそうな気合の入った車だとか、
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ハンパない寂れ感出てるアパートたちとか、
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野良犬たちのパラダイスと化したゴミ置き場とか。
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こういうの見てると、市街地って本当にちゃんと街なんだろうか、

とか、不安にすらなってきますよね。

実はオデッサがどれくらいの規模の、どんな感じの街なのか、

そういう基本情報、全く知らずに訪れてしまっていたんです。 

え?なんで??って感じで呆れますよね。

 
 

私が事前に得ていたオデッサ知識は実はこれだけ。
Photo

1925年のサイレント映画「戦艦ポチョムキン」。

タイトルは以前ミラノの映画館のイベント看板で見かけて

それがたまたま日本語で「戦艦ポチョムキン」って書かれてて、

「え?なになに?昔の日本の喜劇映画?」と思ったことがあり、

なとなく覚えていたんですよね。

旅行前にyoutubeで見ることができて(著作権切れてるので、

本編を無料でyoutubeで見ることができる名作の1つです)、

あー、喜劇じゃなかったんだ、ソ連の真面目な映画だったんだ、

と知るに至ったわけなのです。

この映画には「オデッサの階段」という超有名シーンがあり、

映画関係者の中ではオデッサは「聖地」なんだとか。

なので、階段以外に何があるのか、現在どういう街なのか、

全く知らずにオデッサまで来てしまったという・・・。

 
 
 

想像を巡らせながら、ずいぶんと歩いたところで、

美しい建物もあることがわかり、ちょっと安心。

けっこう市街地に近づいた、と思っていいのかな。

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もうちょっと歩いたら、観光用のポスターなんかもあり。
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ああ、街並みもかなりキレイになってきましたね。 

この辺から地図と現在地の照合がほぼできてきて、

最大の目的である「オデッサの階段」に向けて進みます。 

 
 

いい具合に太陽も昇ってきて明るさも増してきました。
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このとき4月末だったので、朝晩すごく寒かったんですよ。 

まさに恵の太陽。早く暖かくな~れ!

 
 

オデッサの国立歌劇場。
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ここに来ると、周囲の様子が一変。

整備された公園のような風景の中を歩きます。

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地図によると、この先あとちょっとのところに階段があるはず!

  

 

きたーーーー!

大階段と、その向こうに港!
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そうそう、この階段ですよ。
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「戦艦ポチョムキン」の階段の超有名シーンっていうのが
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階段で戦艦ポチョムキンを見送るオデッサ市民たちの背後から

コサック兵が発砲しながらずんずん攻め降りてくるシーン。

残酷なこの場面で描かれたベビーカーの映像が印象的。

母親が撃たれ、その手を離れたベビーカーが転がっていきます。

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Potemkinstepsjpg2

周囲と、恐怖に満ちた人の顔と、落ちていくベビーカーを

順に何度も切り替えながらドキドキハラハラを煽る手法で、

(自己解釈のため、専門の方、違ってたらすみません・・・)

現在まで様々な大作でオマージュされてきたシーンなんだそう。

 
 
 

そんなわけで、このシーン由来の聖地を訪れた人々は、

ベビーカーになぞらえて「落とす、転がす」をここでどうしても

やりたがるらしいので・・・・えいっ!

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※注:これ実際には蹴落としたりはしてません。

シャッター切れるまで、脚プルプルさせながら静止してます。


 

と、最大の目的地であった聖地を朝飯前に訪れたので、

いい加減お腹ペコペコですよ。

近くのカフェにひとまず落ち着きましょう。
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マフィンとか朝ごはんぽいものもあったけど、

あー、やっぱり疲れを癒すにはコレだよね、と、朝ケーキ。
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けっこう大きくてどっしりしたケーキだったので、大満足。

早朝から歩いて疲れたこともあって、ここで1時間半くらい、

すっかりくつろがせていただきました。 

お店を出る頃には外もかなり暖かくなっており、お散歩再開。 

 
 
 

あー、オデッサもやっぱり移動コーヒースタンドが多いですね。
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さっきは階段だけしか撮ってないから、その先の港に行こう!

と、本日2度目の階段。
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朝9時半くらいなので、けっこう人も多くなりました。

  
 

おー、昔の階段の写真ですね、これは。
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正面ちょっと高いところから階段の全景を改めて。
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映画の中では階段はすぐ港だったような気がします。

今は階段の下は車の行き交うバイパスになってて、

さらにぐーんと突き出した部分の先に港があるのですが。

ウィキペディアに1850年ごろの港の絵が。あー、こんな感じ。

Odessa_hafen_1850

 

で、現在の港・・・ぐーんと突き出た先のベンチでゆっくり、

海を眺めながらしばらく休憩していました。
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船を見送る母子像、なんだかいい感じ。

 
 

十分休憩できたので、街も見てみましょう。

 
 

オデッサのマンホール。

港町らしく、碇の模様。
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観光客の多い、お洒落な通りに出てきました。
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朝、歩いてきた寂れたエリアと徒歩10分ほどの場所とは

とても思えないくらいのお洒落ストリートに不思議な気分。

 
 

キレイな公園もあり。
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こんな人も歩いていたり。
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このブロンズの椅子、どういう由来があるのか知らないけど、

オデッサのシンボルのひとつらしく、お土産品のデザインに

よく用いられていました。 

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ここで記念撮影なんだか、モデル気分撮影なんだか、

いろんなポーズを取りながら、延々独占して撮影してる

女の子たちグループもいましたし。
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最終的にはセクシーポーズとかも飛び出して、

見ててちょっと恥ずかしくなる感じ(苦笑)。

 
 

私はこっちの像と一緒に写りたいなー。
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これはいったい・・・?
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夜中に外で演奏してる人なんかがいるんでしょうかね。 

 
 

で、そろそろお昼を食べようか~?という感じ。

やはりまたウクライナ料理のお店に行きたいよね、と。
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フォークっぽい雰囲気で、店員さんも民族衣装っていう店。

テーブルセットも雰囲気あります。
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私はもちろんここでもボルシチ!
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昨夜食べたものとはまた全然違う!

ボルシチっていろんなレシピがあるそうで、なるほどなるほど。

ここのは酸味がよく効いてて、個人的には大好きな味。

 
 
 

お連れさんはソリャンカという別のスープ。
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こってり系で、肉の味が濃いスープでした。

 
 

そしてまたまた昨夜に引き続きドハマりのヴァレーヌィク。
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これはなんていう名前だろう?ジャガイモ&マッシュルーム。
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オデッサの観光名所やモニュメントはなんとなく見終え、

食後もまた公園周辺をぶらぶらしてたんですけどね、

そういえば各所で見かけた灯台のポスターや看板。

その灯台ってどこにあるんだっけ??

さっき港で見えてたっけ??

という話になって、再び港へ戻ることに。

これがその問題の「灯台の看板」。

Img_7730  

 

こういう昔の灯台バージョンもありました。

Img_7731_2

あー、確かに確かに、目線の先には灯台が!

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これ以上近づけないけど、なんとなく満足。

港も、階段もこれで見納めでいいでしょう。

と、本日3度目の大階段を後にしました。

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この階段の近くの広場にあった像のもとに、こんな案内が。

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いやー、オデッサもキエフ同様に英語が通じないし、

こういう観光案内板も全然見かけなかったし、

あー、フリーツアーはやってましたが、そのインフォ自体を

得ることが困難だったので、こういう案内看板見ると嬉しい。

しかも~、日本語もあるじゃないかー!

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ついでに観光案内所を探すのに苦労した話を。

外国人向けであろう、民族色強いレストランでウェイターに

「英語話せますか?尋ねたいことがあるんだけど。」

と話しかけると、

「ちょっとなら話せるけど、チップくれないんなら話さない。」

と、驚愕の返事とともに去って行きやがりました。

はあぁぁ??でしょ。

なので近くの旅行代理店に駆け込み、英語話せる人に

「観光案内所の場所を教えていただけますか?」

とすがったら、笑顔で教えてくれました。ホッ。

あの市街地の、ブロンズの椅子なんかがある公園の中に

あまり目立たないけど観光案内所が確かにありました。

彦摩呂似のよく喋るおっちゃんがいました(笑)

おかげで、知りたいインフォも仕入れ、オデッサでゆっくりと

街歩きを楽しめましたよ。

 

さ、そろそろ夕方。

少しずつ、バスターミナル方面に近づきつつ歩きましょう。

 

オデッサの鉄道駅。

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駅横にはマーケットが広がっていました。

時間的にあまり活気はなかったので、スルー。

夕方のこういう街並みの景色、けっこう好きです。

Img_7747  

 

途中、小さな公園のベンチで休憩。

なんかね、ベンチがツヤツヤだったので、気にはなって、

座る前に一応、手で触って確認したんですよね。

まあ、特に問題ない、と判断して座ったのに、

10分ほど座った後に立ち上がったら、お尻にペンキが!!

しかも黄色だし!!

あー、コントみたい。なにこれ?

で、どこかゆっくり落ち着けそうで、水の使えそうな場所へ。

 

 

で、怪しげな内装の、ピッツェリア。

Img_7760

イタリアからわざわざオデッサまで来てピッツェリア?

しかし他に客はおらず、洗面所も綺麗で使いやすく、

店の人も全く干渉してこない、洗濯にはもってこいの店。

ここであらゆる持ち物を使って、ペンキ落とし。

1時間くらいはゴシゴシやってたのかなあ。

いい思い出です。

おかげでとっぷり日は暮れて、バスターミナルにそろそろ

向かってもいいかな、という時間に。

トラムでバスターミナルに向かいました。

オデッサのトラムは、中に車掌さんがいて、集金にきます。

3UAH(35円)くらいだったかな。

 

オデッサのバスターミナル。

あー、ここもなんだか薄暗くって、怪しい人がいっぱい。

字も読めないし、ちょっと怖い。

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キエフ~オデッサ間って、いろんなバス会社の便がけっこう

いっぱいあるみたいで、常に呼び込みのおじさんが

「キエフ~!キエフ~!!」

と叫んでいます。

戻りはVIPバスじゃなくて、普通の長距離バスだし、

ターミナルに怪し気な人が多すぎて、もういろいろ不安。

(VIPバスは深夜1時発とかしかなかったので・・・)

もう一刻も早く、このターミナルを去りたい、と思いましたね。 

一人旅だったら泣いてるな、たぶん。

 

待合所の雰囲気に耐え切れず、外でバスを待ってみたり。

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このあと無事、バスに乗り込み、

2夜連続の夜行バス旅って無茶するなー、とか考えつつ、

疲れでまたしても大爆睡したのでした。

(繊細なお連れさんはよく眠れなかったようですが)

 

 

さ、キエフに戻ってもうひとがんばり、楽しむぞー。

(ヘロヘロ状態なんですけどね)

 

 

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